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なんで私ばっかり家事してるんだろう?
同じように私も働いてるのに、なんで稼ぎが低いってだけで私の方が家事負担が多いの?
こんなふうに悩んで経験はありませんか。
それは、夫が世の中の普通レベルで、実は私たちが物事に気づくレベルがハイパー凄すぎて、なんでもできちゃう最強な人間だからです
これは、私が家事負担がおかしい!と悩んでいた時に助けられた言葉です笑
そんなことは置いておいて、私も上の子の妊娠中から家事負担がおかしいと思うことがよくありました。
そこで実践したのは次のとおりです。
話し合えないのであれば、徹底的にやらない家事を作りましょう。
令和時代のいま、便利なものやサービスにあふれているので、頼ることも大事です。
本記事では、家事分担のバランスを見直す方法を実体験に基づいて解説します。
必ずしもどの夫婦にも効果がある方法ではないかもしれません。
ただ、この方法で実際に家事へのストレスも夫へのストレスも、とても減らすことができたのでぜひ参考にしてくださいね。
それでは、くわしく紹介していきます。
気になるところからチェックしてね
共働き夫婦の家事分担の現状
共働きなのに、私ばっかりが家事している
こう思う女性が多い印象ですが、本当のところどうなんでしょうか?
総務省の調べによると、実際に妻が家事をしている時間は全体の約8割。
6歳未満の子供を持つ夫婦と子供の世帯について、夫と妻の1日当たりの家事関連時間をみると、夫は1時間 54 分、妻は7時間 28 分。
かなりの格差があります。
この結果からも妻が「私ばっかり」家事をしていると思う人が多いのは自然なことです。
家事分担を見直す方法
わが家もこの世の中の夫婦と一緒で家事・育児負担は妻(私)が多い状態です。
そこで次の方法で家事分担を見直しました。
調べてもだいたいこのあたりに落ち着くと思います。
次からは、それぞれ具体的に説明していきます。
家事を見える化する
家事分担を見直すにあたって「現状の家事分担の見える化」はとても重要です。子どもがいれば育児も入れましょう。
- 夫と妻がそれぞれ行っている家事・育児を項目化する
- 名もなき家事(ハンドソープの詰め替え、ごみ袋の補充など)もいれる
- 名もなき育児(子供服のサイズアップ、病院予約、発熱したときの仕事調整など)もいれる
これらを数日かけてもいいので、しっかりあらいだします。
実際の数値を見ることで、どれだけ自分と相手に差があって大変なのかを理解してもらいましょう。
私はEXCELで作ってこんな感じになりました。
個人情報が入っているのでぼかしますが、
お互いの仕事の日、それぞれの平日の休みの日、土日休みの日の5パターンと外出・お泊りのときの計7パターンで計算しています。
ちょうど夫の実家帰省を終えたところで、準備も新幹線の手配もなにひとつしなかったわりに「荷物が多い!」と怒られたので、ムカついてお泊りの場合のパターンも加えました。笑
家事・育児の結果はこのとおり。
ヤバイ現実ですね(笑)
ちなみに家事の見える化は家事分担表で手軽にできます。
- 自分でExcelで作る
- AERAの家事育児100タスク表(無料)
- Power Pointの家事分担表(無料)
- アプリ「Yieto」を利用する
まず現状を把握します
— 荒井めい🏳️🌈🏳️⚧️ (@farb_) October 8, 2020
家事分担表とか検索するとたくさん出てくるので使いやすいやつで、誰がどのタスクを担ってるのか把握します。次に工数をざっくり出してみて、家事分担の現状の割合を出します。あたしは1:9でした。週に20時間くらいは家事やってる計算でしたね。 pic.twitter.com/xaCDh9nc6K
家事分担アプリを使おうかと思ったけど、私には何だか煩わしく感じられるものばかりなので普通に話し合いで決めよ🙄
— らぐ@3y®︎万年ダイエット&三井ホームのお家できた (@rag_haha) March 21, 2021
でも現在の担当状況を明らかにするにはYietoっていうの良かったかな pic.twitter.com/ILKnArxwTg
やらなくて良い家事を探す
しっかりあらいだしたら、減らせる家事はないのか検討します。
- 食器洗い→食洗器で自分で洗う量を減らす
- 掃除→頻度を減らす・ロボット掃除機・お掃除スリッパを使うなど
- 買い物→ネットスーパー・宅配食材でまとめて買いに行く頻度を減らす
- 料理→週末に作り置きをする・宅配食サービスを利用する・料理代行を利用する
- 洗濯:全自動洗濯機にして洗濯物を干すのをやめる
など、令和時代は便利なものがたくさんあるので、利用できるものは利用しましょう。
わが家は、食洗器・ロボット掃除機・宅配の作り置きサービス、宅配食材(ミールキット)を導入しました。
ストレスから自分の身を守る必要経費だから惜しみません。
家計がやばかったら、そのときに変えれば良い!やってみないと分からない!もうツライのはイヤ!
夫婦で話し合いをする
できた家事(分担)表を使って、現状の偏りを共有します。
見える化されているので、課題も把握しやすく。
お互いが納得できる解決策を話し合いましょう。
もし子どもがいて、家事ができる年齢なら一緒に参加しても良いかもしれません。
話し合いをおすすめしない夫のタイプ
だいだい大前提として、
「俺の方が稼いでるんだから妻が家事をやるのは当たり前でしょ?」
「女が家事をやるものでしょ?」
と思っているモラハラ風の夫には、話し合いをしたいと伝えたところで良い方向に向かない可能性が高いでしょう。
その場合は、家事の総量を徹底的に減らすことをおすすめします。
伝えたところで変わらないのであれば、自分の家事量をいかに減らすかを考えた方がストレスも減ってラクですよ。
実践:家事分担の話し合い
第2子妊娠中のとき共働きで家事・育児の負担が強くストレスがひどかったので、一度目は上の子の育休明け、育児の負担が元に戻ったので二度目は下の子の出産前に話し合いをしました。
- 夫:仕事はフルタイム シフト制 朝8:30-夜22:00までは通勤、仕事で不在。
- 妻(私):時短勤務 シフト制 朝7:20-16:00までは通勤、仕事で不在。妊娠中。
- 息子2歳 保育園在園中 送りは夫、迎えは妻
夫:
家事 洗濯・自分と息子の朝ごはんの準備(おかずは前日の夕飯残り)・風呂掃除・水回りの掃除
育児 保育園に連れていく
妻:
夫がやっている家事以外の家事全般
育児 そのほか全部
結果、夫の家事の比率の改善・育児への参加が増えたので、話し合いをして良かったと感じています。
ただスムースに話し合いができたのは、しっかりと準備をしていたからです。
その準備について、次に紹介します。
話し合う前に準備する3つのこと
私の夫は、幸いしっかりと話せば伝わるタイプ(長続きはしませんが……)です。
ただ「家事分担を見直したい」と口だけで言っても伝わらず「結局なにが言いたいの?おれがもっとやれってことでしょ。やってるじゃん!」となりそうだったので、
「現状を見ながら話す」を意識しました。
「ただ愚痴っているだけだな」と思われたら終わりです。
なので、話し合い前にしっかり準備することをおすすめします。
準備ってめんどくさいですよねーでも自分のツライ状況を変えたいなら、やってみる価値はありますよ
家事分担の現状を見える化
最初に説明しましたが、家事(分担)表はかなり重要なシートです。
これをいかにちゃんと作るかで、話し合い後の家事バランスが変わります。
めんどくさいかもしれませんが、頑張って作りましょう。
わが家の場合はこんな感じになりました。
私が順をおって話したかったので、プレゼン方式でやりました。(大変なのでおすすめはしません)
話し合いのゴールを決める
自分の状況を変えるためには「なにを解決したいのか」を明確にしてから話し合いを始めるようにしましょう。
話し合いで「もっと家事を分担したいのか」「家事を減らすために家電を買いたいのか」「自分のお弁当は自分で作れ」と言いたいのか(笑)
現状を伝えただけで、なあなあで終わらせてはいけません。
また話し合いを設けると「また何か言ってるよ」と思われても困ります。
自分の考えも確認する
家事負担が多い女性は
- 頑張りすぎない・完璧にやろうとしない
- 「察してほしい」になり過ぎない
- 相手のことをやってあげ過ぎない
- 相手への感謝は忘れない
この点を確認してみましょう。
妻側が原因で家事分担が偏っていることもあります。
そういう私も「察してちゃん」だったし、しっかりやりたい!と家事・育児を頑張りすぎていました
もしかしたら、自分がやった方が早いからと頑張りすぎたり、完璧にやろうとして自分の首を自分でしめているかもしれません。
自分のやり方を強要したり、「察してよ」とやってほしいことは言わずにイライラする態度が夫を「家事をしたくない」と思わせているかもしれません。
自分(私)はやっているんだから、夫も家事をやって当たり前!と「相手への感謝」が伝えられていないのかもしれません。
言ってもやってくれないから……とやってしまうと「やってもらうのが当たり前」になるので、「やりすぎない」のもコツです。
いらいらすることもありますが、
- 頑張りすぎない
- 相手への感謝「ありがとう」は伝える
- やってほしいことは言葉で伝える
- 任せるなら、ある程度は任せる。やりすぎない。
これができると家事分担を話し合ううえでもラクになります。
いざ話し合い!気をつけたい4つのこと
- 相手の考えや行動を変えようとしない
- 話し合う前に感謝を伝える
- ケンカはしたくないことを伝える
- 意見を言ってもらう
相手の考えや行動を変えようとしない
大前提として、自分の意見を伝えることで「相手の考えを変える」「行動を変える」ことを強要しないようにしましょう。
人は「気づく」ことで考えや行動を変えますが、気づいて納得しなけば変わりません。
自分がツライ状況にいることをしっかり伝えて、家事分担を偏りに気づいて話し合えるようにしましょう。
話し合う前に感謝を伝える
結婚生活で最も重要なこと第1位は「思いやり」です。(Ringi:「結婚で最も重要なことは?」既婚者100人に聞いた【夫婦円満の秘訣7つ】)
私たちは、相手の存在になれてくると「ありがとう」を伝えることが減って、思いやりも減りがちです。
夫も仕事が大変な中、家事をすることは私たちと一緒です。
まずは相手に思いつく日頃の「ありがとう」を伝えてから話し合いを始めるのも穏やかに話し合えるコツですよ。
ケンカをしたくないことを伝える
最初に伝えておくことで、言い争うことを防げる場合があります。
「ケンカがしたいわけじゃない、今の状況が辛すぎるから一緒に考えてほしい」
と前置きをすることで、穏やかに話し合いを進められるでしょう。
夫の性格に合わせて、事前に伝えることをチョイスしてみてくださいね
意見を言ってもらう
話し合いのときにこちら側の意見を聞いただけで
分かった、やるようにするよ
で終わるタイプの夫もいます(我が家の場合)
こういうタイプは問題を理解しておらずに返事しているだけ……
ということもあるので、しっかり意見を言ってもらうように促しましょう。
夫の言い分はコレだった(おまけ)
わが家が話し合いをしたときの夫の言い分を紹介します。
- 自分は家事をやっている方だと思っていた
- このくらい(の差)大丈夫だと思っていた
- 名もなき育児・家事は気づけないから分からない
- 時間がないからできない
事前に知っておくこと、いざ言われたときの返答も考えられるので参考にしてください。
- 自分は家事をやっている方だと思っていた
→見える化のシートで現状を共有する - このくらい大丈夫だと思っていた
→もう私はツライので、一緒にやれる方法を一緒に考えてほしい - 名もなき育児・家事は気づけないから分からない
→見える化シートで確認してほしい。私も言うようにする。アプリに書くようにする。 - 時間がないからできない
→私も仕事をしているし、休みの日は休みたい。どうしたら良いと思う?
自分の夫に合わせて、言うことをなんとなくでも決めておけると良いですね。
あくまでもキレちゃだめですよ、喧嘩したら解決しません(いらいらしない方が大変だけど……)
家事分担の決め方
- 得意・不得意で分ける
- できる時間で決める
主に2パターンが考えられますね。
ただし「しっかり分けない」ことをおすすめします。一緒にやるものも決めましょう。
なぜなら、分けすぎると「やっていない」ときにイライラするから。
大まかな分担は決めるけど、相手の状況をみてやるときはやる。思いやりは忘れない。
最初に作った家事を見える化したシートを使って、だいたいの担当を分けるようにしましょう。
しばらくやってみて、定期的に見直しをすることも忘れずに!
きっとちょうど良い塩梅になるはずです。
家事分担がまたおかしい!分担を継続するために
ここまで頑張って話し合ったことでも、時間がたつと元に戻ってしまうことがあります。
このような事態をさけるためにも分担した家事は、「見えるようにしておく」ことで続きやすくなります。
あと、「ありがとう」は忘れないようしましょうね。
- ホワイトボードで共有
- 家事分担アプリ「Yieto」や「minto」で共有
- 日ごろから話す時間を作る
共働き×通勤4時間夫婦
— あり👩💻会社員×Webライター (@ari__kakei) March 11, 2019
あり家の家事分担表公開🚀
※平日用
復職を目前に控えた1年前、家事分担が不安だったので、100均で材料買って作りました✨
ピンク→わたし
水色→旦那氏
ここからどんどん旦那氏担当の水色が増えていきました🌟
いまは分担表がなくても、夫婦で家事分担ができています! pic.twitter.com/7bSHLY1TQU
最近、私の家事多くないか?
— ワーママ𝕞𝕚𝕟𝕒𝕞𝕚@ブロガー (@wm_minami) March 20, 2022
と、見える化してみたけど、イメージ通り。
意外と夫もやっている?🤔
共働きだし、もう少し頑張っていただきたい…
でも、誰もやらないって選択肢も大事だよね?
誰もやらない
→お茶の準備(水買ってます)
→フキンを洗う(使い捨て)#yieto pic.twitter.com/UVYuQc3IpW
共働きで家事分担がおかしいのは私だけじゃない!
本記事では、私の経験を通して、共働き夫婦の家事分担がおかしい場合の解決策について紹介しました。
家事分担がおかしいのは、決してあなただけでの問題ではありません。
紹介した方法で少しでも家事負担のバランスを見直すようにしましょう。